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だいりさま
ふりがな文庫
“だいりさま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
内裏様
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内裏様
(逆引き)
奥の
間
(
ま
)
へいろいろな書附けをした箱を一ぱい出し散らかして、その中からお豊さんが、
内裏様
(
だいりさま
)
やら
五人囃
(
ごにんばや
)
しやら、一つびとつ取り出して、綿や吉野紙を
除
(
の
)
けて置き並べていると
安井夫人
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
緋羅紗
(
ひらしゃ
)
を掛けた床の雛段には、浅草の観音堂のような
紫宸殿
(
ししいでん
)
の
甍
(
いらか
)
が聳え、
内裏様
(
だいりさま
)
や五
人
(
にん
)
囃
(
ばや
)
しや官女が殿中に列んで、
左近
(
さこん
)
の桜
右近
(
うこん
)
の橘の下には、三人
上戸
(
じょうご
)
の
仕丁
(
じちょう
)
が酒を
煖
(
あたゝ
)
めて居る。
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
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