“だいほうとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大放蕩50.0%
大法幢50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その言葉をわれわれに残したあの中世紀の大放蕩だいほうとう詩人の作物を愛誦あいしょうして、いとしみからと思えば憎しみで、憎しみからと思えばいとしみで、あれからこれへ、これからあれへ、ころがそう転がそう
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)
大法鼓だいほうこを鳴らし、大法螺だいほうらを吹き、大法幢だいほうとうてて王城の鬼門をまもりしむかしは知らず、中堂に仏眠りて天蓋てんがい蜘蛛くもの糸引く古伽藍ふるがらんを、いまさらのように桓武かんむ天皇の御宇ぎょうから堀り起して、無用の詮議せんぎ
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)