“だいぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大仏80.0%
代物20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長谷はせ大仏だいぶつ辺に館があったので、地名オサラギを当てて、大仏殿とよばれ、北条一族中ではもっとも声望があった人だから、この手の総大将としては申し分のない人だった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それからがけになって、ぐんが違い、海のおもむきもかわるのでありますが、そのがけの上に、たとえて申さば、この御堂みどうと背中合わせに、山の尾へっかかって、かれこれ大仏だいぶつぐらいな
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もちろん召し上げられるとは云い条、それぞれ代物だいぶつの金銀は下げ渡された。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)