“だいもつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大物87.5%
代物12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てきつた鎧戸よろひどに鳥打帽の頭を当てがつて、こくり/\居睡ゐねむりをしてゐたが、電車が大物だいもつを出た頃に、ひよいと頭を持ち直して、ぱつちり眼をけた。
義経は、討ち取った首をさらし首にして、門出の血祭にあげ、幸先良しと大物だいもつの浦に急いだ。
「お気に召しましたらお持ち帰りを願いますが、旅籠屋が溺器をお譲りして代物だいもつをいただきましたとあっては……」
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)