“だいえんとつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大煙突100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大川おほかははうへそのぱなに、お湯屋ゆや煙突えんとつえませう、ういたして、あれが、きりもやのふかよるは、ひとをおびえさせたセメント會社ぐわいしや大煙突だいえんとつだからおどろきますな。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
門前に立ってみると、北東風がうす寒く、すぐにも降ってきそうな空ぎわだ。日清紡績の大煙突だいえんとつからは、いまさらのごとくみなぎり出した黒煙が、深川の空をおおうて一文字にたなびく。
去年 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)