“たんのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
堪能93.7%
胆嚢4.8%
満足1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうだい、君、ひとつ、ここで合わせてみたらどうだ、ちょうど、そこに一管がある、君の堪能たんのうでひとつ、返しを吹いて見給え」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
赤黒いようなものが鶏の肝臓です。肝臓に着いている薄黒い小さいものが胆嚢たんのうです。おおきい固いのが後胃即ち俗にいう砂胆すなぎもです。ここで皆さんによく御注意を願いたいのはあの肝臓の大きさです。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
これはマア一つ話ですがそげな来歴わけで、後日しまいにはそのナメラでも満足たんのうせんようになって、そのナメラの中でも一番、毒の強い赤肝を雁皮がんぴのように薄く切ります。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)