“たれえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木崎の親類で留められて居るんだんべーって云って居やんした、五八、われえ其所を片付けてたれえをあげろ、戸口に立って居りやんすのは誰だ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
甚「何うだってたれえを伏せるのだよ、提灯ちょうちん其方そっちへ、えゝくれしんを切りねえ、えゝ出しねえ、出た/\オヽ冷てえなア、お手伝いでござえ、早桶をグッと引くのだ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
甚「出たって出したのだ、さア胡座あぐらをかゝせな、たれえの上へ、し/\そりゃ来た水を、水だよ、湯灌をするのに水が汲んでねえのか、仕様がねえなア、早く水を持ってねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
弓張ゆみはりなざア其方そっちの羽目へ指しねえな、提灯ちょうちんをよ、たれえを伏せて置いて、仏様のわきの下へ手を入れて、ずうッと遣って、盥のきわで早桶を横にするとずうッと足が出る、足を盥の上へ載せて
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)