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たらい
ふりがな文庫
“たらい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
盥
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盥
(逆引き)
「そうじゃ。早乙女主水之介、死にとうないからのう、上様、おじきじきのお裁きとは願うてもないことじゃ。早う
盥
(
たらい
)
の用意せい」
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
お銀様は
盥
(
たらい
)
に向って何かの洗濯をしているところであります。さきほどから神尾が、再三言葉をかけたのが聞えないはずはありません。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
多津吉は、
盥
(
たらい
)
のごとき鉄鉢を片手に、片手を雲に
印象
(
いんぞう
)
した、銅像の大きな顔の、でっぷりした
頤
(
あご
)
の
真下
(
まっした
)
に、
屹
(
きっ
)
と瞳を
昂
(
あ
)
げて言った。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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