“たるい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
垂井94.4%
樽入5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がんりきはこのことを考えて、美濃路をついに垂井たるいの宿まで来てしまったのが、三日目のもう夕刻です。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
十一月二十七日に中津川を出立した浪士らは加納藩かのうはん大垣藩おおがきはんとの衝突を避け、本曾街道の赤坂、垂井たるいあたりの要処には彦根藩ひこねはんの出兵があると聞いて、あれから道を西北方に転じ
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
これを樽入たるいれ、笊転ざるころがしなどといって、そっと背戸口せどぐちからからの容器を持込もちこみ、知らぬ間に持って行くのが普通だったが、或いは竿さおのさきに樽をわえて、高塀たかべいの外からぶら下げるという例も多く
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)