“たまくら”の漢字の書き方と例文
語句割合
手枕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅人の妻、大伴郎女の死した時、旅人は、「うつくしきひときてし敷妙しきたへの吾が手枕たまくらく人あらめや」(巻三・四三八)等三首を作っているが、皆この歌程大観的ではない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
やっと安息の場所をて、広縁ひろえんに風呂敷を敷き、手枕たまくらをして横になった。少しウト/\するかと思うと、直ぐ頭の上で何やらばさ/\と云う響がした。余は眼をいて頭上ずじょうやみを見た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
朝寝髪われはけづらじうつくしき君が手枕たまくらふれてしものを (巻十一)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)