“たびよそお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旅装86.7%
旅扮装6.7%
旅粧6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深編笠に裾縁すそべり野袴、柄袋つかぶくろをかけた蝋鞘の大小、スッキリとした旅装たびよそおい、足を入れたは東海道で、剣侠けんきょう旅へ出たのである。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その頃、この家の門の外に立って、ほとほとと、そこを叩いている旅扮装たびよそおいの老婆としよりがあった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それにしては、どこやらあかぬけし過ぎた艶姿あですがただ。旅粧たびよそおいもきりっと身についていて、裾みじかにをからげ、市女笠の紅紐べにひもが白いあごによく似合っている。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)