“たいれん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大連92.9%
対聯7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大連たいれんで夜間飛行の練習をやっていると、計器盤のある処にいているライトの光で、その黒塗くろぬりの計器盤に、じぶんの乗っている飛行機のうしろから
追っかけて来る飛行機 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
政治上の力によった地名は何といっても仕方がないのであるが近い処では横浜の町と遠い所では大連たいれんの町の名を見ても、どしどし新しい地名を附けてしまった。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ユウゴオの趣味は典雅ならず、性情奔放にして狂颷きようひよう激浪の如くなれど、温藉静冽おんしやせいれつの気おのづからその詩を貫きたり。対聯たいれん比照に富み、光彩陸離たる形容の文辞を畳用して、燦爛さんらんたる一家の詩風を作りぬ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)