“たいあた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
体当50.0%
躰当50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其秋白の主人あるじは、死んだ黒のかわりにかの牝犬の子の一疋をもらって来て矢張やはりれを黒と名づけた。白ははなはだ不平ふへいであった。黒を向うに置いて、走りかゝってどう体当たいあたりをくれて衝倒つきたおしたりした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
わが作戦部には、日本軍の体当たいあたり戦術に対する応手おうしゅが考えられていないではないか。この応手はたいへんなことだ。
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼はややしばらく、茫然ぼうぜんとその水面を眺めていたが、ふと、うしろに人のけはいがしたように思い、振返ろうとするとたん、うしろからだっと、猛烈な躰当たいあたりをくらった。
しじみ河岸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)