“ぞうきばやし”の漢字の書き方と例文
語句割合
雑木林100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村から少し離れた山のふもとに、松やかしわやくぬぎやしいなどの雑木林ぞうきばやしがありました。秋のことで、枯枝かれえだ落葉おちばなどがたくさん積もっていました。
お山の爺さん (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
私はよっぽどそのまま引っ返そうかと思った時分になって、雑木林ぞうきばやしの中からその見棄みすてられた家が不意に私の目の前に立ち現れたのであった。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
道の片方は竹藪たけやぶ雑木林ぞうきばやしで、まばらに酒屋とか、八百屋、雑貨屋などが並んでいる。それらの家の軒先にも、人が出て、その騒ぎを眺めていた。
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)