“そらみみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
空耳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たにしの子が口をきくはずがない、なにかの空耳そらみみだろうとおもって、かまわずしごとをしていますと、また耳のはたで
たにしの出世 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
傍らの文机ふづくえや文庫から手まわりの物を取って、腰に帯びたり、懐紙をふところへ納めてみたり、まるで空耳そらみみに聞いているかのような容子ようすに見えた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、ひとかげはなし、ちかくに人家じんかもなかったから、たぶん、空耳そらみみだろうとおもって、またあるしました。
犬と古洋傘 (新字新仮名) / 小川未明(著)