“そでだたみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
袖畳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく謂いつつ立上りて、するりと帯を解き、三枚がさねと脱ぎて、あごで押えて袖畳そでだたみ、一つにまとめてぽいと投出し
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
枕頭まくらもと行燈あんどんの影で、ええ、そのおんなが、二階廻しの手にも投遣なげやらないで、寝巻に着換えましたてまえ結城木綿ゆうきもめんか何か、ごつごつしたのを、絹物やわらかもののように優しく扱って、袖畳そでだたみにしていたのでございます。
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)