“ぜいじゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
脆弱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従って、その集結、その「陣」を構成している箇々の素質の如何によって、陣全体の性格と強靱きょうじんかまた脆弱ぜいじゃくかのけじめが決まる。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うっちゃって置けば、比較的脆弱ぜいじゃくな五穀蔬菜は、野草やそうふさがれてしまう。二宮尊徳の所謂「天道すべての物を生ず、裁制補導さいせいほどうは人間の道」
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
脆弱ぜいじゃくであった四肢には次第に充実した筋力が満ち男性は山野を馳け廻って狩もすれば、通路の安全を妨げる大岩も楽々揺がせるようになる。
われを省みる (新字新仮名) / 宮本百合子(著)