“せんしんどうさつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
洗心洞剳記66.7%
洗心洞劄記33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四月洗心洞剳記せんしんどうさつきに自序し、これを刻す。頼余一に一本をおくる。又一本を佐藤たひらに寄せ、手書して志を言ふ。七月十七日富士山に登り、剳記を石室に蔵す。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
(『洗心洞剳記せんしんどうさつき』)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
己は隠居してから心を著述にもつぱらにして、古本大学刮目こほんだいがくくわつもく洗心洞剳記せんしんどうさつき、同附録抄ふろくせう儒門空虚聚語じゆもんくうきよしゆうご孝経彙註かうきやうゐちゆうの刻本が次第に完成し、剳記さつきを富士山の石室せきしつざうし、又足代権太夫弘訓あじろごんたいふひろのりすゝめによつて、宮崎
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ドケナ(如何なる)名士が来ても頭ゴナシに叱り飛ばして追い返すという話じゃったが、俺は南洲の遺愛の机の上に在る大塩平八郎の洗心洞劄記せんしんどうさつきを引っ掴んで懐中ふところに入れて来た。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)