“せんころ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
先頃90.0%
仙転10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先頃せんころまで三奸さんかんの随一に数えられたが、賢の賢たる所以ゆえんも備わるが、奸の奸たる毒素も持たざるなし、あしたには公武の合体を策し、ゆうべには薩長の志士と交るといえども
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これを其の先頃せんころ当所で海賊を退治しやした江戸の剣術の先生が聞付けやしてな、美人だてえので態々わざ/\逢いにきやしたところが、その熊女が逃出したそうで、けれども先生だからゆるさねえ
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「房州の小湊こみなとへ行く道にお仙転せんころがしというのがあるが、ここには座頭転がしというのがある、座頭転がしとはなにか由緒ゆいしょがありそうな名じゃ、どういうわけで、そんな名前がついたのだ」