“せつぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
節蔵50.0%
摂像50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ可哀かあいそうなのはおまささんだ(節蔵せつぞう氏の内君)、ソレけは生きて居られるように世話をしてる、足下は何としてもう事を聞かないから仕方がない
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
所が榎本釜次郎えのもとかまじろうだ。釜次郎は節蔵せつぞうよりか少し遅れて此方こっちかえって来て同じく糺問所きゅうもんじょの手にかかって居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
糺問所きゅうもんじょと云う牢屋ろうやのようなものがあって、その糺問所の手に掛って古川節蔵せつぞうと、前年、私が米国に同行した小笠原賢蔵おがさわらけんぞうと云う海軍士官と、二人ふたり連れで霞ヶ関の芸州げいしゅうの屋敷に監禁されて居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それは和泉国いずみのくに血渟山ちぬやま寺に安置せられていた吉祥天女の摂像せつぞうについての出来事である。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)