“せっぺん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雪片85.7%
截片14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一陣ひとしきり大きな雪片せっぺんが風にあおられてたんぼの方から走って来た、立っている自分の胸はたちまち白壁のように真白になった。たださいわいに大きな吹雪はこれりで後は少し晴間となった。
不思議な鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
帯の模様は廓大かくだいした雪片せっぺん。雪片は次第にまわりながら、くるくる帯の外へも落ちはじめる。
浅草公園:或シナリオ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
我邦わがくにでは岡田博士に従って凍雨の名称の下に総括されているものの中にも種々の差別があって、その中には透明な小さい氷球や、ガラスの截片せっぺんのような不規則な多角形をしたものや
凍雨と雨氷 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)