“せっかち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
性急92.5%
急勝5.0%
我々性急2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれは性急せっかちな性分だから、熱心になると徹夜てつやでもして仕事をするが、その代り何によらず長持ちのした試しがない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
元来性急せっかちのくせに決断に乏しい自分だけれども、今度こそは下宿なり間借りなりして、当分気を抜こうと思いさだめた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かの欧州大戦で、最初は一時も早く敵を倒してしまおうと、急勝せっかちに戦いましたが、そうしますと死傷ばかり多くて、ともすれば戦線に隙が出来、まかり違えば敵に背後を突かれるという危険がありました。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そうか、急勝せっかちだから、いけねえ。苦味走にがんばしった、色の出来そうな坊主だったが、そいつが御前おまえさん、レコに参っちまって、とうとうふみをつけたんだ。——おや待てよ。口説くどいたんだっけかな。いんにゃ文だ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
同じ見方から、「我々近代人は」というのを「我々性急せっかちな者共は」と解した方がその人の言わんとするところの内容を比較的正確にかつ容易に享入うけいれ得る場合が少くない。
性急な思想 (新字新仮名) / 石川啄木(著)