“せいりょうでん”の漢字の書き方と例文
語句割合
清涼殿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その霊が化して雷神となって朝臣にあだをすると信ぜられていた時分、或る日清涼殿せいりょうでんに落雷して満廷の公卿くげたちが顔色を失った折に、時平は凜然りんぜん太刀たちを引き抜いて大空をにら
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それは清涼殿せいりょうでんのことで、西の後涼殿の縁には殿上役人が左右に思い思いの味方をしてすわっていた。左の紫檀したんの箱に蘇枋すおうの木の飾り台、敷き物は紫地の唐錦からにしき帛紗ふくさは赤紫の唐錦である。
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)
清涼殿せいりょうでんの春の
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)