“せいべつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生別66.7%
聖別33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
運命を自覚した影の薄い童子たちは、かろうじて通じている電車で旅程りょていに出るのだ。いろいろの不可知ふかち要素のともなっているこの生別せいべつは、万感深きものがあった。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
中には生別せいべつそく死別しべつとなった人も一二に止まらない。生きては居ても、再びうや否疑問の人も少くない。此杉は彼にとりて見送みおくりの杉、さては別れの杉である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
その日から、陰凄な聖別せいべつの感じがこの部屋を封じて、人々の足をつてしまつた。