“すりガラス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
磨硝子76.5%
摺硝子14.7%
擦硝子8.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
セメントの高土塀にもひのき作りの玄関にも表札らしいものが見えず、軒燈の丸い磨硝子すりガラスにも何とも書いてない。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
向うの窓の磨硝子すりガラスからみ込む、月の光りに照らし出されたタタキの上は、大地と同様にシットリとして冷めたかった。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
摺硝子すりガラスの戸がててある玄関へ来て、ベルを二三度押して見たが、ベルがかないと見えて誰も出て来なかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
頭の上の大電灯の笠——摺硝子すりガラスに切子細工の飾を付けた、何キログラムとも知れぬのが、恐しい勢で頭の上へ落ちて来たのでした。
身代りの花嫁 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
丁度春の盛りの頃で、左手の窓の擦硝子すりガラスには自然の豐熟を唄ふやうな長閑のどかな日光が輝いてゐた。
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
すると、どこからかようやく足音が聞こえ出して、眼の前の擦硝子すりガラスがぱっと明るくなった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)