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すえものし
ふりがな文庫
“すえものし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
陶器師
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陶器師
(逆引き)
陶器師
(
すえものし
)
は返事をしなかった。ゆるゆると彼は寝そべった。右手を敷いて枕とし、左手を脇腹へ自然に置き、唇を閉じ眼を
瞑
(
ふさ
)
ぎ、
寂然
(
せきぜん
)
として聞いていた。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
笠の
裡
(
うち
)
で、苦笑して見ていた。彼は、
先刻
(
さっき
)
からその軒つづきの
陶器師
(
すえものし
)
の細工場の前に立ち、子供のように何事も忘れて、
轆轤
(
ろくろ
)
や
箆
(
へら
)
の仕事に
見恍
(
みと
)
れていたのであった。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
陶器師
(
すえものし
)
は土くれをもって、一の土偶を美しく、一の土偶を醜くつくらないであろうか?
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
「しばらくであったなあ」と云いながら、よろめくようにはいって来たのは、他ならぬ強盗
陶器師
(
すえものし
)
であった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
眠っている
陶器師
(
すえものし
)
がどんなに大きく、そうして顫えている光明優婆塞が、どんなに小さく見えることだろう。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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