“すいどうばた”の漢字の書き方と例文
語句割合
水道端100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小石川水道端すいどうばたなる往来おうらいの真中に立っている第六天だいろくてんほこらそば、また柳原通やなぎわらどおりきたな古着屋ふるぎやの屋根の上にも大きな銀杏が立っている。
御親父様の御名跡ごみょうせきをおぎ遊ばし、平左衞門と改名され、水道端すいどうばた三宅みやけ様と申上げまするお旗下はたもとから奥様をお迎えになりまして、程なく御出生ごしゅっしょうのお女子にょしをおつゆ様と申し上げ、すこぶ御器量美ごきりょうよしなれば
小石川の高台はその源を関口の滝に発する江戸川に南側の麓を洗わせ、水道端すいどうばたから登る幾筋の急な坂によって次第次第に伝通院の方へと高くなっている。
伝通院 (新字新仮名) / 永井荷風(著)