“じゆんしやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
巡錫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なアに、今巡錫じゆんしやく中の本願寺法主ほつしゆを抱き込んでをるから、それに話すつもりだらう。メール社の相談よりもなほ當てにならぬ」
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
あしたに稽古の窓にれば、垣をかすめて靡く霧は不斷の烟、ゆふべ鑽仰さんがうみねづれば、壁を漏れて照る月は常住じやうぢゆうともしび、晝は御室おむろ太秦うづまさ、梅津の邊を巡錫じゆんしやくして、夜に入れば
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)