“じだらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
自堕落64.1%
自墮落30.8%
自墜落2.6%
自惰落2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まめであった昔のわかい時分の気分に返ることが出来てきたので、これまでのような自堕落じだらくな日を送ろうとは思っていなかった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
何より先に私が身の自墮落じだらくを承知して居て下され、もとより箱入りの生娘ならねば少しは察しても居て下さろうが、口奇麗な事はいひますとも此あたりの人に泥の中の蓮とやら
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
囃方はやしかたの喜助、それに女が二三人、朝といつても、かなり陽が高くなつてゐるのに、思ひ切つて自墜落じだらくな風を、ズラリと裏木戸に並べたものです。
大騒ぎになりますと、此の事を小増が聞き、生意気ざかりの小増、止せばいのに胴抜どうぬきなり自惰落じだらくな姿をして、二十両の目録包を持って廊下をばた/\って来て、障子を開けて這入って来ました。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)