“しゐん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
市尹66.7%
子尹33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爾（しか）く貧なりと雖も彼の家庭は幸福なるを得し也。彼の妻は彼の死後貞節を以て市尹（しゐん）より褒称（はうしよう）せられし程の人なり、彼も亦其妻に対して極て温情なる夫なりき。
頼襄を論ず (新字旧仮名) ／ 山路愛山(著)
後にこの事あらはれ、市尹（しゐん）の庁によび出され、人のせぬことをするはなぐさみといへども一罪なりとて、両翼をとりあげその住巷を追放せられて、他の巷（ちまた）にうつしかへられける。
大菩薩峠：32 弁信の巻 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)
元禄（げんろく）の子尹（しゐん）は肩書通り三河の国の人である。明治の化羊（くわやう）は何国（なんごく）の人であらうか。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)
秋風（あきかぜ）やとても芒（すすき）はうごくはず　三河（みかは）、子尹（しゐん）
澄江堂雑記 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)
秋風やとても芒（すすき）はうごくはず　三河（みかは）、子尹（しゐん）
澄江堂雑記 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)