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しろぬめ
ふりがな文庫
“しろぬめ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
白絖
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白絖
(逆引き)
各〻両手をついて
寂
(
しん
)
としていると、悠々然と上座の
褥
(
しとね
)
へついて威風
四辺
(
あたり
)
を払った人物は、
赭顔
(
あからがお
)
の円頂に
兜巾
(
ときん
)
を頂き、
紫金襴
(
しきんらん
)
の
篠懸
(
すずかけ
)
に
白絖
(
しろぬめ
)
の大口を
穿
(
うが
)
って、銀造りの戒刀を横たえたまま
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かかる冬の
冷々
(
ひえびえ
)
とするのに、下には色地の
襟
(
えり
)
をみせているが、上には、
白絖
(
しろぬめ
)
の雪かとばかり白いかいどりを着て、うるしの
艶
(
つや
)
をふくむ黒髪は、根を
紐結
(
ひもむす
)
びにフッサリと、
曲下
(
わさ
)
げにうしろへ垂れている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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