“しろいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白石87.5%
白蝋石12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和紙を語れば白石しろいしのことが想い浮びます。この町は陸前ではなく磐城の国に属します。古くからここで紙布しふが発達し、麻布か絹ものかと間違えるほどの細かい織物を作りました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
話が長過ぎたがやはり附添つけそえておく必要がある。青麻権現の奇跡と同じころに、同じ仙台領の角田かくだから白石しろいしの辺にかけて、村々の旧家に寄寓きぐうしてあるいた白石しろいし翁という異人があった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その後には白蝋石しろいしの小卓が幾個か配置されてある。その卓のとっつきの一つで、小柄な娘がナフキンをれた手附きでせっせと畳んでいる。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)