“しらぬい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不知火92.0%
白縫8.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井上は松浦潟まつらがたのたか島の娘であり、山下は不知火しらぬいの天草島の娘だった。
ロザリオの鎖 (新字新仮名) / 永井隆(著)
さながら不知火しらぬいと疑うばかり、全く浮世絵式の情調、それも追い追い白魚が上らなくなって
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
この宇土半島の西端と天草上島かみじまの北端との間に、大矢野島、千束せんぞく島などの島が有って、不知火しらぬい有明の海を隔てて、西島原半島に相対して居るのである。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「お母様だけは日本の生れで、それも九州の大大名、竜造寺家の姫君の、不知火しらぬい姫と仰せらるる美しいお方でございます」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
月の光は幾重いくえにもかさなった霊廟の屋根を銀盤のように、その軒裏の彩色を不知火しらぬいのようにかがやかしていた。
霊廟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
私は拝借の分をお返ししながら、草双紙くさぞうしの、あれは、白縫しらぬいでありましたか、釈迦八相しゃかはっそうでありましたか。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)