“しらかわよふね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白河夜舟50.0%
白河夜船50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
但し一度寝てしまいますと、疲労が甚しいせいか、あくる朝までブッ通しに白河夜舟しらかわよふねで、晩飯も何も喰いませぬ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ゴソリ、ゴソリと、その不気味な物音は、糸子の睡る天井裏をっていった。何者であろうか。召使いたちも、白河夜舟しらかわよふね最中さいちゅうであると見え、誰一人として起きてこない。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ところが、好事こうじおおし、せっかくの白河夜船しらかわよふねを、何者とも知れず、ポカーンとっぺたをはりつけて、かれの夢をおどろかさせた者がある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここ迄読んで来た吾輩も呆れてしまった。昨夜飲まされたカクテールの睡眠薬に引っかけられて二十時間近くも白河夜船しらかわよふねでいるにチャント新聞記事にされてしまっている。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)