白河夜舟しらかわよふね)” の例文
但し一度寝てしまいますと、疲労が甚しいせいか、あくる朝までブッ通しに白河夜舟しらかわよふねで、晩飯も何も喰いませぬ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ゴソリ、ゴソリと、その不気味な物音は、糸子の睡る天井裏をっていった。何者であろうか。召使いたちも、白河夜舟しらかわよふね最中さいちゅうであると見え、誰一人として起きてこない。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)