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しょんぼ
ふりがな文庫
“しょんぼ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
悄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悄
(逆引き)
広い会所の中は揉合うばかりの
群衆
(
ぐんじゅ
)
で、相場の呼声ごとに場内は色めきたつ。中にはまた首でも
縊
(
くく
)
りそうな顔をして、冷たい壁に
悄
(
しょんぼ
)
り
靠
(
もた
)
れている者もある。
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
私は暗い路ばたに
悄
(
しょんぼ
)
り佇んで、独り涙
含
(
ぐ
)
んでいたが、ふと人通りの途絶えた向うから車の
轍
(
わだち
)
が聞えて、
提灯
(
ちょうちん
)
の火が見えた。こちらへ
近
(
ちかづ
)
いてくるのを見ると、年の寄った一人の車夫が
空俥
(
からくるま
)
を挽いている。
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
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