“しょしゃざん”の漢字の書き方と例文
語句割合
書写山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幼少、播州の法華寺にまなび、中頃は賀西かさいの北条寺や書写山しょしゃざんにも数年すねんいて、修行を積んだ。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一時、都を退いて、陣容をたて直すときめ、義詮よしあきらや師直と共に、尊氏は丹波へ走った。そしてまた播磨の書写山しょしゃざんへ移り、そこで石見いわみから馳せつけて来たこう師泰もろやすの一軍とひとつになった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南に飾磨しかまの津をいだき、舟行しゅうこうの便はいうまでも候わず、高砂たかさご屋島やしまなどへの通いもよく、市川、加古川、伊保川いほがわなどの河川をめぐらし、書写山しょしゃざん増位山ますいやまなどのけんを負い、中国の要所にくらい
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)