“しゅんいん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
春院50.0%
春陰50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春院しゅんいんいたずらにけて、花影かえいおばしまにたけなわなるを、遅日ちじつ早く尽きんとする風情ふぜいと見て、こといだいてうらみ顔なるは、嫁ぎおくれたる世の常の女のならいなるに、麈尾ほっすに払う折々の空音そらね
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
真暗い五月闇さつきやみ草舎くさやの紅い火を見るも好い。雨も好い。春陰しゅんいんも好い。秋晴も好い。る様な星の夜も好い。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)