“しゅらじょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
修羅場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おおらかな感銘のただよっているのもつかで、やがて四辺は修羅場しゅらじょうと化す。烈しい火焔かえんの下をくぐり抜け、叫び、彼は向側へつき抜けて行く。向側へ。
冬日記 (新字新仮名) / 原民喜(著)
所詮しょせん生命いのちさえもあぶないという恐ろしい修羅場しゅらじょうになっておりますから「これでは、どうも仕方がない。生命あっての物種ものだねだ。何もかもほうり出してしまえ」
匍匐ほふくし、生殖し、吼哮する海獣の、修羅場しゅらじょうの、歓楽境の、本能次第の、無智の、また自然法爾じねんほうにの大群集である。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)