“しゅくじょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
淑女100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも燕尾服えんびふく着用で聴講料を払って入場した紳士しんし淑女しゅくじょ——一もくしても一ぺんの書生たる僕以上の人と見受けられ、加之しかのみならずこの時は僕の独り演説であったから、これらの聴衆を見ると
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
真佐子は淑女しゅくじょらしく胸を反らしたまま軽く目礼した。復一はたじろいで思わず真佐子の正面をけて横を向いたが、注意は耳いっぱいに集められた。真佐子は同伴どうはんの友達にたずねられてるようだ。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
妙齢みょうれい淑女しゅくじょがまさか座敷へ腹這いになって豆を拾う次第わけにも行くまい。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)