“しゅぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
主義100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何よりも、りきかえること、大声おおごえを立てることがきらいです。どんなことでも、静かに話せばわかり、また、静かにはなわなければ面白おもしろくないという主義しゅぎなのです。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
ひどい労働ろうどうをする坑夫こうふは、でもこごと一つ言わずに、このお軽少な夕食を食べていた。かれはなによりも平和をこのむ、ことなかれ主義しゅぎの男であった。かれはけっしてこごとを言わなかった。
太田君は以前社会主義者として、主義しゅぎ宣伝せんでんの為、平民社の出版物を積んだ小車をひいて日本全国を漫遊しただけあって、中々健脚である。主人は歩くことは好きだが、足は云う甲斐もなく弱い。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)