“しゃくき”の漢字の書き方と例文
語句割合
癪気100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若江は身のあやまりでございますから、一言もないが、心底可愛い梅三郎と別れる気がない、女の狭い心から差込んでまいる癪気しゃくきに閉じられ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
癪気しゃくきと見て紙にくるんで帰り際に残しおかれたよだれの結晶ありがたくもないとすぐから取って俊雄の歓迎費俊雄は十分あまえ込んで言うなり次第の倶浮ともうかれ四十八の所分しょわけも授かり融通の及ぶ限り借りて借りて皆持ち寄りそのころから母が涙のいじらしいを
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
翌朝よくあさになると、お竹は尚更癪気しゃくきが起って、病気は益々重体だが当人が何分にもきませんから、駕籠をやとい、碓氷を越して松井田まついだから安中宿あんなかじゅくへ掛り、安中から新町河原まで来ますと
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
按摩「よろしゅうわたくしが鍼をいたしましょう、鍼はお癪気しゃくきには宜しゅうございます」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)