“しもがれ”の漢字の書き方と例文
語句割合
霜枯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いえね、狐火でも欲しいほど、洋燈ランプがしょんぼりいたばかり、それも油煙にくすぶって、近常さんの内はまた真暗まっくらになりました。……お正月がそれなんですもの。霜枯しもがれの二月をお察しなさい。
霜枯しもがれ幾基米突いくきろめえとるに亘る鬱憂を逞しうして
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
其の御心の強さに、彌増いやます思ひに堪へ難き重景さま、世に時めく身にて、霜枯しもがれ夜毎よごとに只一人、憂身うきみをやつさるゝも戀なればこそ、横笛樣、御身おんみはそを哀れとはおぼさずか。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)