“しのばずのいけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
不忍池100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、老武士はゆるゆると、不忍池しのばずのいけに沿いながら、北の方へあるいて行った。二町余りもあるいたであろうか、彼はくいのように突っ立った。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
昔は非常に大きい池だったそうですが、今ではまあ東京の不忍池しのばずのいけよりも少し広いくらいでしょう。遠い昔には龍が棲んでいた。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
おぢさん「は〻あ、可憐かあいいものだなあ。動物園どうぶつゑんなかでもよるなんかくま一番いちばんよくねむるつてね、嚊声いびきごゑ不忍池しのばずのいけまできこへるつてさ」