“しっぽう”の漢字の書き方と例文
語句割合
七宝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつの間にか、七宝しっぽうで飾った車に従者まで用意されている。尊慧が乗ると、途端に、車は西北の空に向ってかけのぼった。
金殿玉楼きんでんぎょくろうその影を緑波りょくはに流す処春風しゅんぷう柳絮りゅうじょは雪と飛び黄葉こうよう秋風しゅうふう菲々ひひとして舞うさまを想見おもいみればさながら青貝の屏風びょうぶ七宝しっぽうの古陶器を見る如き色彩の眩惑を覚ゆる。
少し離してみると、薄赤色に見えるほど細く井桁いげたを組んだり、七宝しっぽうで埋めたりするのが特徴といえる。
九谷焼 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)