“しちいれ”の漢字の書き方と例文
語句割合
質入100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひそか田地でんぢわかち質入しちいれなしその金にてかりに家を作り、親もかへりてすみけり。
年も三十を越しているから、今更自分を振り捨てて行く気遣きづかいはまずない。それは衣類を質入しちいれしながら半年あまり離れずにいるのを見てもたしかである。重吉の胸の中には早くからある計画がなされていた。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
きゝ家内中の衣類いるゐ質入しちいれし又は諸處ヘ無心もなし其上に博奕ばくち堂敷だうしきを取らば十兩は出來申さん夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)