“しげのぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
重信60.0%
成信20.0%
繁延20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安積艮斎は抽斎とのまじわりが深くなかったらしいが、抽斎をして西学せいがくを忌む念をひるがえさしめたのはこの人の力である。艮斎、名は重信しげのぶ、修してしんという。通称は祐助ゆうすけである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
縁側の板がぎしっとかなり高く鳴ったのである、成信しげのぶは本能的に枕許まくらもとの刀へ手をのばした、しかし指がさやに触れると、いまさらなんだという気持になって手をひっこめた。
泥棒と若殿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
秀郷の後の千晴ちはるは、安和年中、たちばなの繁延しげのぶ連茂れんもと廃立をはかるに坐して隠岐に流されたし、秀郷自身も前に何かの罪を犯してゐるし、時代の風気をも考へ合せて見ると、或は盛衰記の記事
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)