“しげつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
四月100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枳園きえんはこの年十二月五日に徳川家茂いえもちに謁した。寿蔵碑には「安政五年戊午ぼご十二月五日、初謁見将軍徳川家定公」と書してあるが、この年月日ねんげつじつは家定がこうじてから四月しげつのちである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
栄玄の子で、父に遅るることわずか四月しげつにして歿した玄亭は、名を徳瑛とくえいあざな魯直ろちょくといった。抽斎の友である。玄亭には二男一女があった。長男は玄庵、次男は養玄である。むすめは名をはつといった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)