“しおゆで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩茹60.0%
塩湯煮40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(略)さて当日の模様をざっと書いて見ると、酒の良いのを二升、そら豆の塩茹しおゆで胡瓜きゅうり香物こうのものを酒のさかなに、干瓢かんぴょうの代りに山葵わさびを入れた海苔巻のりまきを出した。菓子折を注文して、それを長屋の軒別に配った。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
中川「あれは鳥のシューカナペールと申して塩湯煮しおゆでにした鶏の肉を細かく切って固い白ソースで西洋松露せいようしょうろ西洋菌せいようきのこやハムの刻んだのと一緒にえてそれを ...
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
第十九 枸枯くこ飯 も前の通りに若芽を塩湯煮しおゆでにして二、三時間水でアク出しをして絞って刻んで塩味の御飯へ混ぜます。これも温い内が美味うございます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
別法には生の身を細かく切って桜飯へ混ぜるのもあります。また鯛の身を塩湯煮しおゆでにして布巾ふきんで堅く絞って手で揉みほごして桜飯へ混ぜて炊くのもあります。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
脳味噌はトントお豆腐のように柔いものでそれをザット塩湯煮しおゆでにして薄い膜をぎまして薄く切ります。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)