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しおさい
ふりがな文庫
“しおさい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
潮騒
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
潮騒
(逆引き)
が、その
雲脚
(
くもあし
)
の如き勢も、城の間近まで来たかと思うと、ぴたと止って、ただ遠く
潮騒
(
しおさい
)
に似た
喊声
(
かんせい
)
が聞えて来るのみだった。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五、
潮騒
(
しおさい
)
はサラサラ発動機船はポンポン。
鴎
(
かもめ
)
は雑巾のような漁舟の帆にまつわり、塩虫は岩壁の
襞
(
ひだ
)
で背中を温める、——いとも
長閑
(
のどか
)
なる朝景色。
ノンシャラン道中記:01 八人の小悪魔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
お庭をわたる松風の
音
(
ね
)
と、江戸の町々のどよめきとが、
潮騒
(
しおさい
)
のように遠くかすかに聞こえてくる、ここは、お城の表と大奥との境目——お
錠口
(
じょうぐち
)
。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
しおさい(潮騒)の例文をもっと
(19作品)
見る
“しおさい”の意味
《名詞》
しおさい【潮騒】(「しおざい」とも)
潮が満ちてくる時に、波が立ち騒ぐ音。
(出典:Wiktionary)
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